2011.05.13

広重殺人事件 (講談社文庫)

広重殺人事件 (講談社文庫)広重殺人事件 (講談社文庫)
著者: 高橋 克彦
講談社 / 358ページ / 1992-07-03


 三部作の最後、広重殺人事件を読了しました。前2作と主テーマは同じですが本書は殺人事件に関しては全く別のストーリー。殺人は殺人ですが、刑事事件にはならないです。
 広重に関しては私も一番身近(よく知っているのではなく、ほかの二者と比較して)、永谷園の付録についていたのを集めた記憶があります。今は処分して無いですが。その広重の人物像なるものを、著者の見事なストーリーで仮説を立てられています。単純な人間としては、『ほーなるほど、そういう人間だったのか!』とすぐに納得させられます。登場人物の人間性やいく末には残念ですが、著者が最後だと割り切って書かれたのと思います。
 浮世絵師の三者を著者の本でかいつまんだ程度の知識ですが、どの作品も十分に読み応えがあり当時の浮世絵の世界や、現代の美術界の世界のいやらしさを皮肉っているのが宜しいかと。




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